愛媛FCレディースサポーター

INTERVIEW

愛媛FCレディースサポーター
矢野 亜美さん

同僚のサッカーに魅了され、「愛媛FCレディース」のファンに

高知県出身の矢野亜美(やの あみ)です。私が働いている伊予トータルサービス株式会社には、背番号1番三田一紗代選手と背番号7番大矢歩選手の2名の愛媛FCレディースの選手が在籍しています。私は主に、お客様に契約していただいた生命保険の申込書を確認する業務をおこなっています。直接お客様と対面する仕事ではありませんが、書類の不備をなくすことで契約成立をスムーズにし、お客様に安心していただくことにやりがいを感じています。

私自身はサッカー経験もなく、入社して初めて「愛媛FCレディース」の存在を知ったんです。最初はルールもあまり分からない状態でしたが、初めて見に行った試合でチームのファンになりました。

数々の試合を応援してきましたが、なかでも記憶に残っているのは、同僚の三田選手が怪我からの復帰を果たした、セレッソ大阪戦。三田選手は一部昇格が決まる直前に、前十字靭帯断裂という大怪我を負ってしまったんです。チームの一番大事なときに試合に出られない悔しさは、私達の想像以上だったと思います。ですが、彼女は、弱音を吐くこともなく毎日リハビリに励んでいました。その姿を見ていたからこそ、復帰後初のホーム戦で掲示板に三田選手の名前が出た瞬間は、グッとこみ上げるものがありましたね。試合では、ナイスセーブを連発してくれ、チームは逆転勝利!当時の試合は今でも目に焼きついています。

念願の1部リーグ昇格!

愛媛FCレディースのファンで良かったと思ったのは、なんと言っても2019年になでしこリーグ2部で初優勝し、翌年の1部への昇格を決めたときですね。チーム創設9年目の初優勝をかけた最終戦は、オルカ鴨川戦で、引き分け以上で優勝が決まるという重要な試合でした。

1-1で終了のホイッスルがなった瞬間に、大矢選手をはじめFCの選手達が、今までに見たことがないほど歓喜していて……その選手達の姿に私も感動してしまいました。同時に、1,200人を超えるサポーターが一斉に立ち上がり熱狂しているのを見て、愛媛FCレディースは、こんなにもたくさんの人に応援してもらっているんだと実感しました。サポーターの偉大さを知った瞬間でした。

同じ職場で働くからこそ、見える一面も…

三田選手も大矢選手も普段はクールで言葉数は少ないですが、職場でしかみせない魅力があります。三田選手は、就業中は黙々と仕事をこなしていますが、休憩時間には関西弁で私達を笑わせて、場を和ましてくれるんです。おしゃれで、料理上手な一面も。サッカーでは、チーム練習はもちろん、個人練習も人一倍ストイックに打ち込んでいます。

大矢選手は、試合中の姿からは想像できませんが、職場ではおちゃめな一面があります。その人柄から、大矢選手の周りには自然と人が集まり、幅広い年代の人に親しまれているんですよ。職場では優しい雰囲気ですが、試合中の大矢選手は、とにかくカッコいいです。シュートを決めたときの満面の笑顔は職場ではなかなか見られないので、たくさん点を決めてもらえるよう期待しています!

仕事とサッカーを両立する選手達を支えたい

そんな両選手を間近で見ていて、仕事とサッカーを両立することは、本当に大変だと思うんです。2人は仕事を終えた後に、夜遅くまで自主トレーニングや練習をして、土日は試合に臨むという多忙な日々を過ごしています。

よく、「職場で選手達をどのようにサポートしていますか?」なんて聞かれますが、何事にも全力で取り組んでいる彼女達の姿に、逆に私達が勇気づけられているんです。いつもは直接口に出すことはありませんが、「試合の度に、たくさんの元気をくれてありがとう」と2人には言いたいです。

そして、今後プレーが上手くいかないときや困難に遭ったときには、サポーターの力を糧に大好きなサッカーを前向きに楽しんで欲しいと思っています。そのために、職場という一番近い場所で彼女達を支えたい。会社も、チームのサポートには積極的に取り組んでくれているので、これからも全社一丸となって愛媛FCレディースを応援していきたいです!

頑張る人仲間ギフト贈っちゃおう!!