松山大学女子駅伝部

松山大学女子駅伝部の新キャプテン、田川友貴です。本格的に陸上を始めたのは高校生ですが、小学校高学年では陸上クラブ、中学校では特設駅伝部に参加し、走る機会は多くありました。高校進学を決める際、私にはハンドホールと特設駅伝部の２つの選択肢がありました。ハンドボールでは限界を感じていた一方で、陸上ではさらに自分の力を伸ばせると感じていました。走りで力を出したいと思い、陸上を選びました。
松大に進学した理由ですが、私が進路を決める高校2年生の時にちょうど松大が優勝した年だったことが非常に大きいです。実は陸上を続けるかやめるかすごく迷っていた時期で。
もともと立命館大など連覇している強豪校がある中で、無名の松山大がポンと出てきました。そこでどういうチームかすごい興味が湧いたんです。勧誘を受ける中で、「雑草魂」という言葉に興味を持ちました。もともとすごく速い選手は多くはいないけど、結果を残してる選手が多くいて、練習方法や「雑草魂」ではい上がっていく姿がすごいなと感じたので、松大でやりたいなと思ったんです。松山大の優勝のタイミングで勧誘していただいて、それは運命だったのかもしれません。
実際に入学してみると、個性あるメンバーが集まっていて、強豪校出身ではないからこそ上を目指そうという気持ちが強くて、このチームにきて本当に良かったなと思います。
愛媛の暖かい気候環境も気に入ってますよ。高校は岩手県の盛岡市だったので、すごい量の雪が降って冬はほとんどトラック練習ができず、トンネルの中で練習するしかなかったりと制限が多かったので、それに比べて愛媛はとても練習しやすいところだと思います。

新体制でキャプテンに抜擢していただきました。チームをうまくいかせるために、より周りを見渡せるようになりましたね。
実は今、同級生に自分の思い通りの走りができないという選手が多くて、それを変えていく必要があると感じています。
私たちの学年が一番走れて、背中で見せていく姿を築き上げていきたいなと思いますし、誰かがサボったりどこかで手を抜いたりせずにチーム全体を通して努力を惜しまないチームにしたいです。そして全てにおいて悔いが残らないよう、良い形で新体制のスタートラインに立てるように準備します。
チーム内の関係性は、あいさつなどの基本は上下関係を設けていますが、何でも言い合えるほど仲が良いと思っています。例えば一番練習ができていて実力もあるなら、後輩が先輩にアドバイスしたり。あまり上下関係を意識しすぎずにみんなで頑張るチームを目指しているので、仲の良さはあると思いますね。

まだチームのみんなには共有できていないのですが、私の今の目標は次の全日本大学女子駅伝で優勝して日本一になることです。
この大きな目標があって、記録会やトラックシーズンでの大会もその駅伝に向けた大事な一部と考えています。そこで結果を残していかなければ次につながらないし、一年間のすべての大会を、全体を見据えた上でのそれぞれの大会と捉えています。各自が考えながらチームとして成長していき、最終的に目標達成をしたいです。
そのためにチームのみんなには、思ったことは厳しいことでも何でも伝え合って、自分について来てくれたら嬉しい、みんなで頑張っていきたいと伝えたいです。

そして私自身の将来は、まだ決め切れていないです…。この1年故障が続き走れないことで自信を失いかけていたからかもしれません。ただ、故障の時期にしか時間をかけて行えない補強などは徹底して行いました。ようやく、足の状態も良くなってきているので、走れることに大きな喜びを感じています。

今後は、まずキャプテンとして今できること、やるべきことを全力で頑張りたいと思っているので、全日本大学女子駅伝に向けて頑張るこのチームを応援していただけたら嬉しいです。