松山大学女子駅伝部(2021年度4年生)【前編】

INTERVIEW

松山大学女子駅伝部
4年生の皆さん

過去に在籍

松山大学女子駅伝部トークセッション【前編】〜私たちの4年間を振り返る〜

松山で活躍する女性アスリートを応援している「TSUNAGARU」。今回、松山大学女子駅伝部のみなさんにお話を伺いました。

参加メンバーは、4年生の同期選手6名。2016年、彼女たちが高校2年生の時、松山大学女子駅伝部が全日本大学女子駅伝で優勝しました。日本一になった先輩たちの姿を見て「私も全国制覇したい」と、高い目標を持って松山大学に入部したメンバーです。

そんな駅伝部4年生メンバーは、第39回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(通称:杜の都駅伝)では8位で入賞し、4年連続のシード権を獲得。また、4年生にとって最後の大会となった2021全日本大学女子選抜駅伝競走(通称:富士山女子駅伝)では5位入賞を果たし、2年連続入賞という成績を収めました。

4年間駅伝に打ち込んできた選手たちは、卒業を間近に控え、今どんなことを感じているのでしょうか。

前編として、松山大学女子駅伝部の魅力や思い出、同期メンバーや後輩への想いなどを伺いました。

参加メンバー:松山大学女子駅伝部4年生の皆さん

・大内 もか(おおうち もか)選手

・大谷 菜南子(おおたに ななこ)選手

・河内 彩衣琉(こうち あいる)選手

・鈴木 樺連(すずき かれん)選手

・田川 友貴(たがわ ゆうき)選手 

・西山 未奈美(にしやま まなみ)選手

大学生活最後の年、チーム作りではどんなことを工夫しましたか?

田川:

私はキャプテンとして、一人一人が意志をもって行動できるチーム作りを目指していました。練習の方向性などを決める時、それぞれが「どうしたいか」という気持ちが大事だと思うんです。 みんなで話し合って意見をすり合わせることで、みんなに悔いが残らないようにすることを意識していました。

西山:

そうですね。「みんな同じ方向に向かって進もう」とメンバー全員が特に意識して取り組んだ一年だったと思います。 あとは、とにかく後悔しないよう、日々の練習で全力を出し切ることを意識してきました。ベストを尽くすために、自分からメンバーへ身体のコンディションを確かめたり、周囲の様子を見るようにしたりと、私なりに工夫して練習に取り組んでいました。

河内:

「日々の練習でチーム一丸となって取り組むこと」は、チーム全員が意識していたと思います。みんなで支え合って厳しいトレーニングを積み重ねていった結果、団結力のあるチーム作りに繋がっていったと実感しています。

鈴木:

私も、一日一日を大切に、チーム全員で毎日やり切ることを目標に練習していました。悔いなく引退を迎えることができるよう、 副キャプテンとしてキャプテンを支えつつ、いろいろな視点でチームを見ることも意識していましたね。

4年間でどんなことが一番の思い出になっていますか?

西山:

たくさんの思い出がありますが、私たちにとって最後の大会だった富士山女子駅伝が一番印象に残っています。結果は5位で、みんなで最高の走りができました。

鈴木:

富士山女子駅伝を走りきって、みんなで笑って4年間の活動を終えることができたのが、何よりも嬉しかったです。最後に富士山をバックにして撮った集合写真ではみんなの笑顔がキラキラしていて、今見てもまぶしいなあと思います。 

大谷:

そうそう。あの時は本当に最高だったよね。 富士山女子駅伝も含め、いろいろな駅伝大会で他大学と上位争いを繰り広げられたことが、私にとっての良い思い出です。駅伝は一秒一秒の積み重ねで結果が変わるスポーツ。全国トップレベルの選手たちと、熱い気持ちのぶつかり合いで勝負できたことが印象に残っています。 

河内:

私も、他大学と切磋琢磨できたことは良い思い出だと思っています。 また、大会や合宿を通して全国にたくさんの知り合いができたのも心に残っていますね。駅伝を通して人とのご縁があり、いろいろな人が全国各地から応援してくださるのがとても嬉しいので、この出会いは宝物です。 

チームの強みはどんなところだと思いますか?

大内:

メンバー全員の仲が良いことです! 仲の良さが全員の気持ちを一つにして走り切ることに繋がっていると思いますね。練習以外では趣味やプライベートのことなどを含め、なんでも話して相談できる仲間です。 

田川:

大内さんの言う通り、チームの雰囲気は最高だと思います。 スタッフの方々を含めて、チームのみんなが太い絆で繋がっているので、仲間を思いやる気持ちはどのチームにも負けない。

大谷:

私も、団結力が強みだと感じています。私自身「チームのために走ろう」というモチベーションで走っていました。そうすると、普段以上の力が湧き出てくるんですよね。選手一人一人がお互いを大切に思う気持ちが強いと思います。

西山:

すごくわかります。笑顔が絶えない、元気でパワフルなムードが自慢のチームですね。駅伝部全体の明るい雰囲気が、他の大学に負けない強みであることは間違いないです。

同期メンバーはそれぞれどんな役割を持っていましたか?

 

大谷:

私はみんなに声かけをしてチームを明るくする役割をしていたかなあ。厳しい練習の時も、良い空気感があればみんなで頑張れると思っていたので、 ポジティブな声出しを心がけていました。

大内:

大谷さんが積極的に声出しをしてくれていたので、チームのみんなが助けられていたと思います。 私は、みんなが気持ちよく練習に取り組めるように、ちょっとした気配りをする立ち位置でした。

西山:

わかります。大内さんのさりげない思いやりに助けられていました。 同期だけでなく後輩にも積極的にアドバイスをしてくれて、育成係のような役割もあったよね。 私はというと、変なことをしてみんなを笑わせる、お笑い担当だったと思います!

鈴木:

そうそう(笑)。それで、私がツッコミ役だったんだよね。

田川:

私も、みんなでふざけ合うことはありました(笑)。でも、注意する時はしっかりと注意する役割だったと思います。練習になれば切り替えて、トレーニングに打ち込むムードになるチームですよ。

河内:

うんうん。いろいろなキャラのメンバーがいて賑やかだけど、みんなメリハリをつけて行動できるよね。 私は、困った時の最終手段のような立ち位置で、ここぞという時にチームを支えるような役割だったと思います。

あなたにとって同期メンバーはどんな存在ですか?

西山:

共に頑張る仲間でありつつ、最高のライバルでした。みんなの存在があったからこそ自分自身が成長できたので、心から「ありがとう」と伝えたいです。みんなはどうでしょう?

田川:

どんな時も支えてくれる、大切な仲間ですね。冗談を言ってふざけたり、きつい練習ではお互いに声を掛けて支え合ったり……いろいろな場面で救われることが多かったです。

大谷:

わかる。やっぱりお互いを高めあえる存在だよね。みんながいなかったら、私はここまで駅伝に打ち込むことができなかったと思います。 

鈴木:

本当にその通りだと思う。辛い時も楽しい時も一緒に過ごしてきたので、同期メンバーは家族のようなかけがえのない存在です。卒業後も連絡を取り合って、ずっと繋がっていたいなと思いますね。 

後輩へメッセージをお願いします。

大内:

後輩のみんなには、「輝けるチーム」になって欲しいです。良い結果で輝いたり、チームや応援してくださる方々への思いやりもピカイチで輝き……と、いろいろな面で輝いて欲しいです。日々に悔いを残さずに、卒業の時に「楽しかった」と思える大学生活にしてください!

河内:

私たちが卒業すると人数が少なくなってしまいますが、個々が粘り強く頑張ってくれたら、より良いチームになると思います。これからも精一杯、駅伝に力を注いでください。

大谷:

松山大学女子駅伝部には陸上競技に集中できる良い環境が揃っているので、それを活かして頑張ってください! 自分の可能性を信じて、4年間の駅伝部生活を有意義なものにしてもらえたら嬉しいです。 

西山:

私が駅伝部で頑張って来られたのは、後輩のみんなのおかげだとも思っています。今までありがとう。これからみんなはもっともっと活躍してくれると思うので、私も負けないように頑張ります!

鈴木:

みんなで走ってチーム一丸となり、達成感を味わえるのが駅伝の魅力だと思っています。そのために、一人一人の能力をしっかりと高め、良い走りができるチームになってほしいです。残りの大学生活、楽しんでください!

田川:

私たちと同じように「松山大学に来てよかった」と感じて、後輩のみんなが駅伝部での活動を終えられたら、本当に嬉しいです。チームの良いムードをそのままに、明るく楽しく、キツさも乗り越えられるチームになって欲しいです。みんなと出会えてよかった。ありがとう!

 

 

<後編>に続く→松山大学女子駅伝部・4年生メンバーが進む未来とは?

 

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