松山大学女子駅伝部(2021年度4年生)【後編】

INTERVIEW

松山大学女子駅伝部
4年生の皆さん

過去に在籍

松山大学女子駅伝部トークセッション【後編】〜私たちが進む未来〜

松山大学女子駅伝部4年生のみなさんへ、4年間の思い出や同期メンバーへの想いを伺った前編(前編はこちら)。

 

後編は、彼女たちの進む未来がテーマです。卒業を間近に控えた今、選手たちはどんな想いを抱き、どんな道に向かっていくのでしょうか。駅伝を通して身につけた力や、新たな目標について語っていただきました。

 

  • 参加メンバー:松山大学女子駅伝部4年生の皆さん

・大内 もか(おおうち もか)選手

・大谷 菜南子(おおたに ななこ)選手

・河内 彩衣琉(こうち あいる)選手

・鈴木 樺連(すずき かれん)選手

・田川 友貴(たがわ ゆうき)選手 

・西山 未奈美(にしやま まなみ)選手

卒業後はどんな道に進みますか?

鈴木:

私は、実業団で駅伝を続けます。所属先は、株式会社日立製作所・日立女子陸上競技部です。練習を見学させていただいた時、このチームでは監督と選手が同じ目線でコミュニケーションをとっていました。チーム全体が一体となって練習に取り組み、より高みを目指すことができる雰囲気に魅力を感じましたね。 

田川:

私も、実業団に入ります。実は進路を考え始めた頃は、駅伝を辞めようと思っていたんです。でも、練習を続けていくに連れて走る喜びを改めて感じ、卒業後も駅伝を続けようと決めました。私が入団する株式会社ユニバーサルエンターテインメント・ユニバーサルエンターテインメントアスリートクラブは、監督やスタッフの方々がとても温かい雰囲気で、そのムードが自分に合っていると感じたのが入団の決め手でした。

河内:

同じく、私も実業団に進みます。怪我が多かったので、卒業後も駅伝を続けるかとても悩みました。ただ、やっぱり駅伝が好きな気持ちは変わらないので「社会人になっても走り続けたい」と思うようになり、 今年チームを立ち上げる、株式会社ベアーズ・陸上部へ入部することにしました。

西山:

私も実業団に進みます。卒業後も駅伝を続けたいとずっと思っていたので、進路に悩んだことはありません。三井住友海上火災保険株式会社・女子陸上競技部に所属予定です。

高校の頃、合宿のために三井住友海上の寮におじゃました際、土佐礼子さんや渋井陽子さんなど、憧れの先輩方の写真が飾られているのを拝見しました。写真に写っているのは、素晴らしい笑顔。でも、この笑顔の裏側では一体どんなトレーニングをして、どんな苦労があるのだろう?  と考えました。私も土佐礼子さんのように、世界の大舞台で活躍できる選手になりたいと思い、入部を決めました。

大谷:

私も、実業団で駅伝を続けます。強いチームに入って、自分の実力をさらに高めたいなと考えました。私が所属する株式会社資生堂・資生堂ランニングクラブには、国際大会に出場している選手がたくさん所属しているので、世界レベルで活躍している選手から多くを学びたいです。

大内:

私はみんなと違って、 以前から憧れだった芸能関係を中心に就職活動を進め、一番最初に内定を頂いた企業に決めました。テレビ番組制作会社 のアシスタントディレクターとして働きます。テレビという影響力の高いメディアで、全国規模の仕事に携わることができる点に魅力を感じています。

駅伝を通してどんな力が身につき、今後にどう活きると思いますか?

田川:

自分で考える力やどんな状況でも諦めない強い心など、たくさんの力が身についたと思っています。実業団に入ってからも、自分の思うようにいかない時があるはずなので、そういった時に駅伝部時代に身につけた力が必ず活きてくると考えています。

西山:

うんうん。田川さんの言う通り、私も自分で考える力がついたと思いますね。 ただ決まったことをこなす練習ではなく、常に試行錯誤し、次はどうすればよいかを考えるようにしていたんです。この先も壁にぶつかる時は必ずあるので、自分で考えて行動する力で乗り越えられるといいなと思っています。

鈴木:

たしかにそうですね。私も二人に近い意見で、駅伝を通して主体性と我慢強さが身についたと感じています。今後も厳しい競技生活を送る上で、自分の考えをしっかりと持ち、周囲に意見を伝えながらベストを尽くすことができると考えています。フィジカルだけではなく、メンタル面でも成長できたので、今後の人生で大きく役立つと思います。 

大内:

私も、精神力と体力が鍛えられました。これらの力は、競技生活だけではなく、会社員として働く中でもとても重要なものになると思うんですよね。私はアシスタントディレクターとしてテレビ番組の制作に関わるので、臨機応変に対応する場面や、多岐にわたる業務をこなす際に、駅伝を通して身につけた精神力と体力が役立つと思っています。 

今後はどんな目標を持っていますか?

西山:

大学時代と同じように世界大会に出場することと、駅伝で日本一になることが目標です。また、いつまでも初心を忘れず、感謝の気持ちを常に持っている選手になりたいです。支えてくれる方々へ走りで恩返しができる選手になりたい。この気持ちが一番です。

大谷:

西山さんらしい目標、素敵だなあ。 私は、自分の走りでたくさんの人たちに勇気や感動を与えられるような選手を目指しています。資生堂ランニングクラブにはそういった選手がたくさん所属しているので、先輩方の背中を見て私も成長していきたいです。 

田川:

憧れの先輩たちから受ける影響は大きいよね。 私は、心も身体も強い選手になりたい。土佐礼子さんのように粘り強く走るスタイルで、世界と戦えるマラソン選手を目指しています。

鈴木:

私も、マラソンで日本代表選手になれるくらい強い選手になりたいです。やるからには世界に目を向けて、高い目標に向かって頑張りたいという想いが強いです。 

河内:

私も同感で、マラソンの大会で活躍したいですね。大学4年間で鍛えた精神力を活かしてトレーニングに打ち込み、さらなる高みを目指したいです。 

大内:

みんなの目標、聞いているだけでワクワクする!  私は、スポーツジャンルの番組制作で陸上や駅伝に関わっていきたいと思っています。駅伝部同期のみんなが大会に出場する時に、番組中継のお仕事で携わることができたら、最高に嬉しいです。

応援してくれた方々へメッセージをお願いします。

河内:

チームのみんな、スタッフの方々、愛媛県松山市のみなさん、家族、友人と、 多くの方々からの応援が力になりました。私たちをサポートしてくださってありがとうございます。

大谷:

4年間温かい応援ありがとうございました!

大学卒業後も競技を続けるので、これからも応援していただけたら嬉しいです。

田川:

応援してくださるみなさんからの熱い声援が大きな力になりました。こうしてたくさんの方々に出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。みなさんの応援に支えられ、4年間あきらめずに駅伝部での活動を続けることができたと思っています。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします。

西山:

私たちのことを支えてくださった方々、本当にありがとうございました。卒業した後も愛媛に良い結果を届けられるように、もっともっと頑張ります!

 

トークセッション<前編>~わたしたちの4年間を振り返る~はこちら

 

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