マドンナ松山 花山 実紗希選手

INTERVIEW

マドンナ松山
花山 実紗希選手

現在在籍中

野球一家で育ち、日常にあった「野球」という存在

女子硬式野球チーム・マドンナ松山の花山実紗希(はなやま みさき)です。ポジションはピッチャーです。現在、大学3年生で大学に通いながら練習に参加しています。マドンナ松山には、高校1年生の秋ごろに入団しているので、ちょうど所属6年目になるところです(2023年11月現在)。

今は就職活動中で、なかなか練習に参加できない日がありますが、愛媛県内での就職を考えているので、大学卒業後もマドンナ松山で野球を続けられるかなと思っています。

家族が野球一家だったので、幼少期から日常に野球がある環境で育ちました。

祖父も父も兄も野球をしていて、その影響で私も小学校4年生のときソフトボールを始めました。当時、兄が硬式野球のチームに入っていたのですが、そのチームに女子は入れなくて、いつも観ているだけでした。そんなときに、たまたま同級生がソフトボールチームに誘ってくれたのがきっかけで、わたしはソフトボールチームに入りました。それから、中学では野球部に入り、高校でも1年の秋ごろまでは野球部に所属して練習していました。

純粋に野球を楽しめる環境

マドンナ松山には、高校の部活を辞めたタイミングで入団しました。

高校の野球部では、女子は公式戦には出られなくて、それはわかっていて入部したのですが……。 練習試合にもなかなか出してもらえなかったり、普段からもグラウンドを使っての練習があまりなかったりと、このまま続けていくのもなんか違うなと思い始めていました。そして、2年上の憧れの先輩と一緒にプレーしたくて続けていたのもあったので、先輩たちが引退する時に私も一緒に辞めることにしました。

地元が松山なのでマドンナ松山の存在はもともと知っていましたが、部活をしている間は、特に入団したいとは考えていませんでした。でも高校の野球部も辞めようと思ったときに、やっぱりまだ野球を続けたいという思いが残っていて、マドンナ松山について調べたり、練習を見学に行ったりして、入団を決めました。

女子野球は、野球に対する姿勢が男子とは少し違うなと感じています。女子野球の魅力のひとつでもあると思うのですが、野球を純粋に楽しんでいる人が多いという印象です。中学、高校の野球部は、男子の選手ばかりで、女子の中だけで野球をする機会がなかったので、マドンナ松山に入って一緒に野球を楽しめるチームメイトと活動できることが嬉しいです。

私が入団した当初はチームメイトに学生は少なかったのですが、今では同年代や年下の子たちも増えてきて、より楽しく活動できています。

 

 

女子野球を広めることや支えるということ

今までは、野球をすることをメインに活動してきたのですが、マドンナ松山に入って、女子野球を広めることや支えるという視点でも野球を見られるようになったと思っています。

愛媛県は「野球王国」といわれるほど野球が活発に行われていて、マドンナ松山の活動にもいろんなスポンサーがついてくれています。たくさんの方に支えられているので、野球をする上ではすごく恵まれている環境です。坊っちゃんスタジアムや、マドンナスタジアムといった立派なスタジアムもあり、歴史的にも昔から野球を大切にしてきた地域なんだと思います。

松山市のイベントなどで、女子野球を広める活動にも参加することがあります。試合以外でもそういったイベントに出て、普及活動ができることが魅力ですね。マドンナ松山に所属しているからこそできる、貴重な経験だと思っています。

「応援して良かった」と思ってもらうために結果を残す

入団して6年目になるので、そろそろチームメイトを引っ張っていく立場にならなければと考えています。入団したときは高校生で、チーム内で一番年下だったこともあり、ついていくだけで精一杯だったのですが、今は入団してから年数も経って後輩もできたので、自分の役割が変わってきたのかなと思います。

ただ、自分の意見を人に話すことがあまり得意ではなくて……。先輩たちとの会話で、どうしたい?どうしたら良いと思う?と聞かれたときに、うまく言葉がまとまらないことが多いです。

今後は、思っていることを言葉にすることが私自身の課題ですね。

チームとしては、仕事や学業でメンバーが集まれず、練習量が少なくなってしまっていることが課題だと思っています。チームのレベルを上げて、試合に勝って、地元で開催される大会に出たいですね。

チームの公式Instagramで、試合の情報などが発信されています。入場料なども不要でどなたでも見に来ていただけるので、ぜひ一度試合を見に来てもらって、チームの盛り上がりや選手たちのプレーを見てほしいです。

サポーターのみなさんに「応援していて良かった!」と思ってもらえるような活動をしていきたいと思っています。いつも支えてくださりありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします!

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