愛媛FCレディース　佐藤　比香理選手

愛媛FCレディース背番号19番、佐藤 比香理（さとう ひかり）です！ポジションはディフェンダー、2021年2月から副キャプテンをしております。出身は大阪府なのですが、愛媛松山はとても人が暖かくていいところだと感じています。

私がサッカーをはじめたのは7歳くらいのとき。兄の影響でした。常に近くにサッカーがあり、自然と兄と一緒にサッカーをしていました。楽しくて、気づけば始めていました。憧れの選手は、クロアチア代表のモドリッチ選手です。しなやかな動きと、見ていてワクワクするプレースタイルが好きです。

私が考えるサッカーの魅力は、感情をみんなで分かち合えることだと思っています。勝ったときはみんなで喜び、負けたときはみんなで悔しがる。それをチームメイトだけではなく、サポーターのみなさんとも共有できること。

普段はパーソナルトレーナーの仕事をしています。仕事とサッカーの両立が大変と感じたことはありません。仕事とサッカー、お互いに相乗効果を得られています。仕事では、パフォーマンスを向上させる方法を学んでおり、自分のプレーに活かせています。サッカーで上手くいかなかったときは、なぜ上手くいかないのか原因を探るようにしています。その実体験をトレーナー指導でお客様に還元し、信頼性のある指導ができています。（写真提供：株式会社愛媛FC）

今年から副キャプテンになりましたが、役割を与えられていなくても自分自身がやらないといけないことは変わらないので、それが結果的にチームの役に立てばいいなと思っています。

副キャプテンの役割は、チームとしての基準を作ること。球際や切り替えの部分は何よりも意識し、良いと思ったプレーは褒め、違うと思ったら強く言います。それは副キャプテンでなくても私がやるべきことだと思っています。愛媛FCレディースをただの仲良しチームではなく、心を許し合っているからこそお互いに厳しい声掛けができる、そんなチームにしたいです。

また、私はディフェンダーとして、いかにこちらが思う通りに相手を誘導するか駆け引きしながらボールの奪い合いをしています。攻撃が優位な立場に思われがちですが、主導権は守備側にあると思っています。良い攻撃は良い守備からだと思うので。（写真提供：株式会社愛媛FC）

2020年10月セレッソ戦で怪我をしました。復帰戦では、「もう一度ピッチに立てるのはみなさんのおかげです！」という感謝の気持ちをプレーで伝えたいです。

怪我でプレーができなかったとき、常に焦りや不安、もどかしさと葛藤がありました。早く復帰したいと思いながらも、焦ると上手くいかないことは自覚していました。精神的に辛く感じても前向きに取り組めたのは、今まで以上に周りの方の応援、期待を身に染みて感じることができ、みなさんの存在が私の背中を押してくれていたから。周りの支えのおかげで今の経験がこれからの自分に繋がると思え、自然と力が湧きました。

復帰に向けて、常に今やれる最大限のことをしようと、「今」に集中して地道なトレーニングを積み重ねました。同時に、同じようにリハビリをしているチームメイトのサポートも行いました。進んでコミュニケーションを取り、リハビリに前向きに取り組めるように動きました。（写真提供：株式会社愛媛FC）

今まで出会ってきた指導者やチームメイト、応援してくださっている方々、そして支え続けてくれている家族に恩返しをしたいです。チームとしての目標は、なでしこリーグ1部優勝です！常に1部の上位を狙えるようにしていきたいです。

また、サッカーをする子どもたちに「夢」を与えられる存在になりたいです。これは私たちの役割でもあると思います。自分のプレーで人に感動を与えられる。そしてその行動がまた自分に返ってきて、自分の原動力にもなるということを知ってもらいたいです。

自身としては、チームにとって必要不可欠な存在を目指しています！苦しいときこそプレーで周りを活気づけられような存在でありたいです。サッカーを通して、サッカー選手である前に、一人の人間として大事なことをたくさん教わりました。人としても成長させてもらいました。人として当たり前のこと、自分のことだけでなく、周りを成長させるために自分は何ができるのか常に考えていました。今でもその教えは常に頭の中にあり、大切にしています。

誰よりもサッカーを楽しみ、身体を張ってチームのために走る姿を見せていきます。（写真提供：株式会社愛媛FC）

いつも愛媛FCレディースをサポートしていただいているみなさん、ありがとうございます。サポートしてくださっている方々のおかげで頑張れています。みなさんが私たちの原動力になっています。これから苦しいシーズンもあるかと思いますが、どんなときも背中を押してくださると嬉しいです。応援よろしくお願いします！（写真提供：株式会社愛媛FC）